クーベルチュールチョコレートとは?市販のチョコとの違いや種類を紹介 - チョコレートブログ|チョコ通販サロンドロワイヤル

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  • 2025.09.29

    クーベルチュールチョコレートとは?市販のチョコとの違いや種類を紹介

    「クーベルチュールチョコレートってどんなチョコレート?」

     

    「お菓子作りに使うチョコレートの違いは?」

     

    クーベルチュールチョコレートとは、カカオバター31%以上、総カカオ分35%以上という国際規格を満たす高品質な製菓用チョコレートです。

     

    ダーク、ミルク、ホワイトの3種類があり、それぞれ特徴的な性質を持っています。

     

    サロンドロワイヤルでも作っているチョコレートはすべてクーベルチュールチョコから作られており、様々な味を提供しております。

    参考:https://www.s-royal.com/collection/

     

    今回は、そんなサロンドロワイヤルの味の源であるクーベルチュールチョコレートの特徴や種類、使い方について詳しく解説していきます。

     

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    クーベルチュールチョコレートとは

     

    クーベルチュールチョコレートは、製菓用に特化した高品質なチョコレートです。

     

    フランス語の「覆う」という意味から名付けられ、お菓子のコーティングや生チョコ作りに最適な特徴を持っています。

     

    クーベルチュールチョコレートの最大の特徴は、カカオバターの含有量が多いことです。

     

    このため、溶かすとサラサラとした滑らかな状態になり、お菓子のコーティングに最適です。

     

    また、固まると美しい艶が出て、口に入れるとなめらかに溶けていく特徴があります。

    クーベルチュールの言葉の意味

     

    「クーベルチュール」はフランス語で「覆う」「カバーする」という意味です。

     

    そのため、クーベルチュールチョコレートは「お菓子やケーキを覆うためのチョコレート」を指します。

     

    例えば、ケーキの表面やクッキー、ボンボンショコラなどのチョコレートコーティング、お菓子の艶出しや仕上げなどにクーベルチュールが使われています。

     

    滑らかなので、薄く均一に美しく覆うことが可能となります。

     

    このように、「クーベルチュール」は「覆う」ことを意味し、特に製菓用としての用途が強調されたチョコレートに使われる言葉です。

     

     

    クーベルチュールチョコレートの特徴

     

    クーベルチュールチョコレートは、お菓子作りのプロフェッショナルが愛用する高品質な製菓材料です。

     

    コーティングや装飾に特化した特徴を持ち、その性質と使い方について詳しく解説していきます。

     

    高いカカオ分含有量

     

    クーベルチュールチョコレートの特徴は、高いカカオ分含有量にあります。

     

    国際規格では、総カカオ分が35%以上、カカオバター以外の代用油脂は5%未満であることがクーベルチュールチョコの国際規格となっています。

     

    カカオ含有量は、チョコレートの仕上がりに大きく影響します。

     

    カカオが多いことで、クーベルチュールチョコは溶かすとなめらかになり、お菓子のコーティングに適します。

     

    甘みは抑えめでカカオの香りが豊か

     

    クーベルチュールチョコレートの味わいの特徴は以下の通りです。

    • 甘み:控えめで上品
    • 香り:カカオの豊かな風味
    • 苦み:まろやかで深い
    • 後味: すっきりとした余韻

     

    カカオ分が35%以上という高い基準を持つクーベルチュールチョコレートは、砂糖の配合量が少なく、カカオ本来の味わいを感じられます。

     

    特にカカオバターを31%以上含むことで、口に入れた際に体温でなめらかに溶け、カカオの香りが鼻から抜けていきます。

     

    一般的な板チョコのような過度な甘さはなく、カカオ本来の風味をしっかりと楽しむことができます。

     

    なお、クーベルチュールチョコレートはそのまま食べることもできますが、あくまでも製菓用であることにご注意ください。

     

    クーベルチュールチョコレートはあくまでも美味しいお菓子を作るための下地のようなものです。

     

    コーティングや装飾に適している

     

    クーベルチュールチョコレートは、お菓子作りの装飾やコーティングに最適な素材です。

     

    その理由は、高いカカオバター含有量により、溶かすと流動性が高くなり、お菓子を加工しやすくなるためです。

     

    また、固めたときはつややかで口溶けがなめらかという特長があります。

     

    薄くパリッとした食感を実現できることから、ボンボンショコラなどのコーティング材料として最適です。

     

    適度な厚みとなめらかな表面に仕上げることができるため、見た目の美しさも際立ちます。

     

    クーベルチュールチョコレートと市販の板チョコレートの違い

     

    クーベルチュールチョコレートと市販のチョコレート、それぞれの特徴や使い方の違いについて詳しく解説します。

     

    お菓子作りを楽しむ方や、本格的なチョコレート菓子に挑戦したい方に向けて、両者の違いをわかりやすく説明していきますので、チョコレート選びの参考にしてください。

    味と風味の違い

     

    クーベルチュールチョコレートはカカオ本来の香りや風味が豊かで、板チョコレートは甘みが強めで軽い味わいです。

     

    クーベルチュールはカカオ分が高い上、砂糖の配合が少なめなため、カカオの香りや苦みがしっかり残り、口溶けもなめらかになります。

     

    対して市販の板チョコは食べやすさを重視し、砂糖や植物油脂、香料が多めに加えられていて、甘く軽やかな味わいになるのが特徴です。

     

    成分の違い

     

    クーベルチュールチョコレートと市販のチョコレートは、成分に大きな違いがあります。

     

    市販のチョコレートは、そのまま食べやすいように砂糖やカカオバター以外の油脂が多く加えられているものが多いです。

     

    一方、クーベルチュールチョコレートで作られたチョコは、カカオ本来の風味を楽しむことができ、口溶けがなめらかという特徴があります。

     

    サロンドロワイヤルが通販で扱っているチョコレートは、すべてクーベルチュールチョコレートで作られております。

     

    使い方の違い

     

    クーベルチュールチョコレートは主にお菓子のコーティングやガトーショコラ作りに適しています。

     

    一方、市販の板チョコはそのまま食べることを目的として作られています。

     

    そのため、市販のチョコレートを製菓材料として利用すると、実はチョコ作りがうまくいかなくなるケースが多いです。

     

    コーティングに用いると厚みが生まれやすく、生チョコに用いるとねっとりした食感となり、冷やして食べた場合チョコアイスに近い食感となります。

     

    ガトーショコラにすると元々甘く味付けしているため、より甘みが強く、よほどうまく砂糖の量を調節しないとくどく感じてしまうことが多いです。

     

    一方、クーベルチュールチョコレートで作ると、薄くコーティングしやすく、冷やせばパリッとした食感に仕上げやすいです。

     

    生チョコにしても滑らかで口溶けが良く、ガトーショコラにしても上品でどっしりとした味わいに作りやすいです。

     

    しかし、砂糖による調味を全くしていないのでそのまま食べると苦みが強く、市販のチョコレートに比べると味気なく感じます。

     

    あくまで製菓材料であることにご注意ください。

     

    ちなみに、サロンドロワイヤルのチョコを溶かして製菓材料にするのはおすすめできません。

     

    すでに美味しく食べれるように味付けや調理を済ませているからです。

     

    なので、ぜひそのままお召し上がりください。

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    クーベルチュールチョコレートの種類

     

    クーベルチュールチョコレートの種類は以下の通りです。

     

    • ダーククーベルチュール
    • ミルククーベルチュール
    • ホワイトクーベルチュール

     

    それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

     

    ダーククーベルチュール

     

    ダーククーベルチュールチョコレートは、カカオ本来の風味を存分に楽しめることが最大の魅力です。

    カカオ分が55%から70%と高く、苦みと香ばしさのバランスが絶妙です。

     

    初心者の方には、カカオ分55%前後のものがおすすめです。

     

    カカオ分が70%を超えると扱いが難しくなるため、まずは扱いやすい製品から始めるとよいでしょう。

     

    ミルククーベルチュール

     

    ミルククーベルチュールは、まろやかな甘みと優しい口どけが特徴で、扱いやすさも魅力となっています。

     

    全粉乳や脱脂粉乳が加えられているため、ダーククーベルチュールと比べて親しみやすい味わいを持っています。

     

    ミルククーベルチュールは、生チョコやトリュフなどのお菓子作りに最適です。

     

    特に、生クリームと合わせる際には、ミルククーベルチュールならではのまろやかさが活きてきます。

     

     

    ホワイトクーベルチュール

     

    ホワイトクーベルチュールは、カカオマスを含まないため、純白の美しい色合いと優しい甘みが特徴です。

     

    通常のクーベルチュールの国際基準には該当しませんが、製菓用として広く認められており、その扱いやすさから多くの製菓人に愛用されています。

     

    真っ白な色合いを活かして、見た目の華やかなデコレーションが可能です。

     

    着色料を加えることで、パステルカラーなど様々な色調も表現できます。

     

    また、苦みがないので、子供向けのお菓子作りにも適しています。

    クーベルチュールチョコレートの保存方法

     

    クーベルチュールチョコレートは、密封容器に入れ、15〜18℃前後の冷暗所で保存するようにしましょう。

     

    クーベルチュールは温度や湿度、光、空気にとても敏感なため、管理を怠ると風味や見た目が悪くなったり、白く粉を吹く(ブルーム現象)が起こりやすいからです。

     

    具体的には、15~18℃程度の冷暗所で保存するのが理想ですが、日本の家庭では特に夏場は室温が高くなりやすいので、冷蔵庫の野菜室など、温度が下がりすぎない場所で密閉容器やジップロックに入れて保管しましょう。

     

    他の食材のにおいが移らないようにすることも重要です。さらに、直射日光を避け、湿度が高い場所も避けてください。

     

    開封後はできるだけ早めに(1~2か月以内が目安)使い切るのがおすすめです。

     

    クーベルチュールチョコレートに関するよくある質問

    クーベルチュールチョコレートに関するよくある質問にお答えします。

     

    クーベルチュールチョコレートはなぜ高級なのですか?

     

    クーベルチュールチョコレートが高級な理由は、原材料にあります。

     

    国際規格で定められたカカオ分35%以上、カカオバター31%以上という厳格な基準を満たす必要があるためです。

     

    また、カカオバター以外の代用油脂を使用することができないという制約もあります。

     

    良質なカカオは希少で高価な原料とされています。カカオバターの含有量が多いクーベルチュールは、この貴重な原料を贅沢に使用しているのです。

     

    なので、市販の板チョコと比較すると、クーベルチュールは約2倍の価格差があります。

     

    クーベルチュールチョコレートはそのまま食べられますか?

     

    クーベルチュールチョコレートは、そのまま食べることができます。

     

    製菓用チョコレートといっても、一般的なチョコレートと同様の基本的な製造工程で作られています。

     

    カカオマス、カカオバター、砂糖などの原材料で作られており、安全に食べることができる食品です。

     

    冷やして生チョコレートのような食感を楽しんだり、常温で本来の風味を味わったりすることができます。

     

    ですが、あくまで製菓用ですのでクーベルチュールチョコレートで作られたチョコをぜひご賞味ください。

     

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    クーベルチュールチョコレートはテンパリングが必要ですか?

     

    クーベルチュールチョコレートには、美しい仕上がりを実現するためにテンパリングが必要です。

     

    テンパリングは、チョコレートの品質を安定させるための温度管理作業です。

     

    カカオバターの配合量が多いクーベルチュールは、そのまま溶かして冷やすと白く濁った色合いになり、口溶けも悪くなってしまいます。

     

    プロの仕上がりを目指すなら、テンパリングは必須の工程といえるでしょう。

    クーベルチュールチョコレートの代用品として使えるものはありますか?

     

    クーベルチュールチョコレートの代用品は存在します。

     

    家庭向け製菓用チョコレートでも十分に代用できるからです。

     

    クーベルチュールはプロ向けなので、カカオ分や油脂量が多く、扱いやすさや仕上がりの違いがありますが、素人の方が使う場合は市販の板チョコや製菓用チョコレートでも十分美味しく仕上がります。

     

    製菓用のチョコレートはスーパーで購入できるので、すぐに試せるのも魅力です。

     

    このように、クーベルチュールチョコレートが手に入らない場合でも、市販の板チョコや製菓用チョコレートで代用は可能です。

     

    プロの仕上がりにこだわらなければ、手軽に美味しいお菓子作りが楽しめます。

     

    まとめ

     

    クーベルチュールチョコレートは、製菓用に特化した高品質なチョコレートです。

     

    カカオバターを31%以上含み、総カカオ分が35%以上という国際規格を満たす必要があります。

     

    このため、一般的な市販チョコレートと比べて高価となっています。

     

    主な種類は、ダーク、ミルク、ホワイトの3種類があり、それぞれ特徴的な性質を持っています。

     

    ダークは本格的な風味、ミルクはまろやかさ、ホワイトは装飾性の高さが特徴です。

     

    お菓子作りでは、コーティングや生チョコ作りに最適で、溶かすとサラサラとした質感になり、固めると美しい艶を実現できます。

     

    そのまま食べることもできますが、プロ品質の仕上がりを目指す場合は、テンパリングという温度管理作業が必要です。

     

    これにより、つややかな光沢と適切な硬さを実現できます。

     

    クーベルチュールチョコレートは、本格的なお菓子作りに挑戦したい方にとって、最適な製菓材料といえるでしょう。