チョコレートのおいしさの秘密!『香り』と『くちどけ』を楽しむ食べ方とは - チョコレートブログ|チョコ通販サロンドロワイヤル

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  • 2018.02.20

    チョコレートのおいしさの秘密!『香り』と『くちどけ』を楽しむ食べ方とは

    赤ワインの入ったグラス

     

    仕事や勉強の休憩時間、夕食後にほっと一息つきたい瞬間、大切なあの人と語らいながら過ごす時間……。そんな日常の瞬間にチョコレートを楽しむ人は少なくありません。

    食べたらたちまち幸せな気持ちになれるチョコレート。今ではお店に行かずとも通販やコンビニで買える、私たちにとって身近な存在になっていると言えるでしょう。

    普段から何気なく楽しんでいるチョコレートはなぜ私たちを魅了してやまないのでしょうか。そのおいしさの秘密を『香り』をテーマにして解説し、チョコレートをさらにおいしく楽しむ工夫を紹介していきます。

     

    『香り』はおいしさのエッセンス

    私たちは普段から食べ物の『味』と『香り』を楽しみながら食事をしています。香りについてはそれほど意識することはないかもしれませんが、香りは食べ物の味に多くの影響を与えると言われています。

    例えば意外に思われるかもしれませんが、市販で売られている多くのかき氷のシロップの『味』自体は全て同じなのです!イチゴ味のシロップも、レモン味のシロップも『味』自体は全く同じなのですが、それぞれに付けられた色と香料によって、あたかもイチゴ味やレモン味といった別の味として錯覚してしまうのです。

    それほど『香り』というものは『味』に多くの影響を与えます。

    食事をするときに感じる『香り』には2種類のものがあり、1つは鼻を通って直接感じる香り、もう一つは食べ物を口に入れているときに喉から鼻へと抜けていく香りです。後者の香りは、食べ物を咀嚼する最中に食べ物に閉じ込められた香りの分子が温められて気化し口いっぱいに広がることで楽しむことができます。

    つまり、口のなかに入れたらすぐに溶けるといった『くちどけの良さ』は『香り』に大きな影響を与え、『香り』は食べ物のおいしさに強く影響を与えるのです。

     

    チョコレートのくちどけの良さが『香り』を広げる

    チョコレートの溶けるイメージ画像

    チョコレートはくちどけの良さの秘密はカカオ豆に含まれるココアバターという物質にあります。ココアバターとはカカオ豆に含まれている油脂で、カカオ豆をすり潰すとドロドロしたペースト状になるのはカカオ豆にはココアバターが約55%ほど含まれているからです。

    ココアバターは常温では固まっていますが、25℃くらいから急速に溶け始め、33℃付近では殆ど溶けきってしまうという性質を持っています。わたしたち人間のくちの中の温度は36℃前後なので、この25℃から“急速に”溶け出す性質がくちどけの良さのポイントになります。

    この体温近くで一気に溶け出す性質を持つ植物性油脂はココアバター以外にありません。(2018年現在)

    この偶然とも言える性質が、口に入れた瞬間にじんわりと溶け出すチョコレートのなめらかなくちどけを実現させているのです。

    良質なチョコレートにはココアバターがたっぷりとふくまれているのでくちどけが良くなります。クーベルチュールチョコレートの国際規格においては31%ものココアバターが最低ラインとなっており、またココアバター以外の代用油脂を使わないものとしております。ココアバターの量が少なく、また代用油脂でかさ増ししてしまうと、くちどけが損なわれてしまうのです。

    ポイントは常温!くちどけを楽しむチョコレートの食べ方

    家に帰ってホっと一息。冷蔵庫からチョコレートを取り出して、パリッと食べたことはありませんか?もちろんそのように食べてもおいしく楽しめるのですが、冷やされたチョコレートは口のなかで溶け出すのに時間がかかってしまいます。冷蔵庫に入れず18~22℃の常温で保存するか、冷蔵庫から取り出してから少し時間を置いて常温に戻すと、くちどけ良く楽しむことができます。冷蔵庫で保存する場合は、温度が高めに設定されている野菜室で保存すればすぐに常温に戻すことが出来ます。ただし、ガナッシュ入りのチョコレートのように冷所保存が推奨されるものにつきましては、メーカーが推奨する方法で保存しましょう。

    チョコレートは常温で、じっくり口のなかで溶かしながら変わりゆく味を楽しんで召し上がってくださいね♪